タイ王国の東北地方にあるブリーラム県は「心楽しい」という意味を持った県です。自然公園や歴史公園があり、クメール遺跡や宮殿が多い。現在も県内には60ものクメール様式の遺跡が点在しています。ブリーラム(→ブリラム)県を代表するクメール遺跡の一つといえばムアンタム遺跡。パノンルン遺跡の近くにあり、10世紀後半にジャヤヴァルマン５世によって建立されたクレアン様式のヒンドゥー寺院です。イサーン地区のクメール遺産では完成度の高いムアンタム遺跡はとても魅力的な遺跡。入り口付近の広大な敷地には木々が生い茂り静かで、遺跡のそばにある大きな貯水池（バライ）があるのも印象的。レンガ造りの5基の祠堂群がある遺跡は左右対称的で、東西南北に楼門を持ったラテライトの外壁、砂岩で回廊がある。保存状態の良いまぐさ石の彫刻を中心に、遺跡の各レリーフはほとんどヒンドゥー教の神の絵が描かれどれも美しいレリーフです。入口で子供(学生)案内人が遺跡の説明をしてくれる場合がある。最後にお礼・気持ちでチップ100バーツ程度をあげるとよいですね。
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